例年1級試験から3級試験の全受験申込者数が5万人を超える人気の資格が「色彩検定試験」なのです。
多くの方が受験する理由として次のようなことがいえます。
(1)受験資格がなく、誰でも受験することができます。また、必ずしも3級試験から受験する必要もなく、各人のレベルに応じてどの級から受験することができます。
(2) 関連企業の人事担当者であれば誰でも「色彩検定試験」の難易度が分かっているため、自己アピールとして活用するために受験する方も多いようです。
(3) 合格者は「インテリア」「アパレル」「流通」「コスメ」「フラワー」「建築・設計」「広告」「各種メーカー」などで活躍しています。「色」に無関係な業種がないため、幅広く色彩検定で学習する内容が活用できます。
(4) 試験勉強は「色彩と生活(色彩の働き)・色の表示(PCCS表色系、マンセル表色系、色名)・光と色(照明、混色)・色彩心理(色の心理的効果、色のもつ視覚効果)・色彩調和(配色の基本的考え方、配色の基本的用語、配色演習)・ファッション(ファッションと色彩、ファンションカラーコーディネート)・インテリア(インテリアの色彩)・環境(環境色彩・エクステリア環境色彩の基礎)」です。
各級のレベルに合わせて幅広い知識から、専門的な知識まで学べることも色彩検定の魅力です。
(5) 3ヵ月から6ヵ月という比較的短期で合格できるのも色彩検定試験の魅力といえます。色彩検定試験では、3級試験はすべて正解と考えるものを選び、解答用紙にマークするだけなのです。
完璧に覚えていなくても、重要なポイントさえおさえておけば、正解を選ぶことができます。
また、何となくマークした問題が、タマタマ正解することもありますね。受験するからには、「合格」という結果が見える試験である点は勉強を始めるきっかけとしては大事ですね。
2級以上の試験では必要な用語を「記述」したり配色を行ったりする問題もごく一部出題されますが、基本事項をしっかりマスターしていれば合格点に達することは困難ではありません。
実際に例年2級試験の合格率は50%強、1級試験の合格率は20%強となっています。
(6) 色彩検定試験をステップ台として、次なる資格にチャレンジする方も多いようです。
特に色彩に関する知識が出題されるインテリアコーディネーター試験にチャレンジされる方が多いようです。1つの合格が、次の合格を引き付けるともいえます。
受験資格 | 制限はありません。どなたでも、何級からでも受験できます。 |
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試験内容 | ・3級:マークシート方式 70分 |
併願受験について | 色彩検定には3つの級がありますが、1級と2級、2級と3級は同じ日に受験できます。受験時間は重複しません。検定料は併願する両方の級の合計金額で支払います。また、併願する場合でも必ず1枚の願書でお申し込みます(別々の願書で申し込まれた場合、会場が別々になる恐れがあります)。 注)3つ全ての級や、1級と3級の併願はできません。 |
試験日 | ・夏期検定(2・3級):6月下旬 ・冬期検定(1・2・3級):11月中旬 |
試験地 | 日本全国260会場 |
合格基準 | 満点の70%前後 |
合格発表 | ・夏期検定(2・3級):7月中旬 ・冬期検定(1・2・3級):1月中旬 |
問い合わせ |
社団法人 全国服飾教育者連合会(A・F・T) (個人受験)TEL.03-5510-3737/(団体受験)TEL.06-6344-2785 http://www.aft.or.jp |