司法書士合格体験記

司法書士合格体験記

2年間の勉強で、指にペンだこが…「これだけやったんだから大丈夫」
司法書士 合格
田邉 庄吾 さん

学習しようと思ったきっかけは何ですか?

高校生の頃、読んでいた消費者金融を舞台にした漫画に、法律を自由自在に操って金融業界を渡って行く登場人物がいたんですが、それが痛快で格好よくて。その影響で、自分も法律を勉強したいと思いました。
大学は、県外の法学部に進み、司法試験を目指しました。でも、在学中に司法試験制度の改正があり、新司法試験の導入で自分の目指していた旧司法試験の合格枠が狭くなってしまいました。卒業後も2年頑張りましたが、その頃には心身ともに疲れてしまって、司法試験は断念しました。
でも、法律家になる夢は捨てませんでした。実際、ずっと法律畑を進んできたので方向転換も難しいと思いました。それで、司法書士にたどり着きました。

大栄を選んだ理由は?

学校選びで一番重視したのは、講義スタイルでした。できれば映像で講義を受けることができるところが良かったんです。司法試験時代に映像の講義で学習していましたので、映像講義ならではの繰り返し視聴や受講日時の自由度などの便利さはよくわかっていました。
ライブ講義も有れば尚良いと思っていましたが、新潟でライブ講義を行っている学校はなく、司法書士講座を行っている数校の中から大栄に決めました。
大栄に決めた理由は、「教材の内容の充実度」と「自由に使える自習室」、それから「立地の良さ」でした。大栄は万代の大通り沿いにあるので、バスでのアクセスが非常に良かったし、駅からでも徒歩圏内。それから、自宅で勉強に集中するのは難しいですから、自習室は本当に助かりました。また、試験を受けて再確認できましたが、大栄のテキストに書いてあることで無駄な事は一つもありませんでした。

学習について<1年目の学習>

僕は、平成18年7月に大栄の司法書士講座に入学しました。はじめは、「司法書士くらい」といった軽い気持ちで学習をスタートしました。通常、司法書士試験に合格するためには、2年以上の学習が必要とされていますが、僕の場合は、それまでの学習経験もあるし、1年でいけるかもしれないという考えも少しありました。しかし、講義の進行に合せて過去問に取り組むうちに、その考えは甘かったことがわかりました。なにしろ、司法書士試験にとって、非常に重要な科目である登記関係の法律は、それまで勉強したことがありませんでしたし、学生時代に勉強してきた科目についても司法書士試験ならではの出題傾向をつかむのに苦労しました。さらに、記述式問題という壁もありました。2月から始まる単元別答案練習で初めて記述式問題を解いたときは、52点満点中8点という無残な結果。その後、とにかく雛形を覚えようと思い、ひたすら練習問題の解答を写し書きしました。
通学頻度は週2日〜3日のペースでした。学校に来ているときは、午前10:00から講義を受けて、午後から自習室で講義内容を復習し、過去問を解き、夕方17:00くらいに帰宅しました。仕事をしないで勉強に集中できる環境を与えられているのですから、仕事をするのと同じくらいの時間は勉強しなければ罰が当たるような気がしていました。
学校に来ない日は、近所の図書館を利用しました。家ではあまり勉強しなかったのですが、やるとすれば記述式問題の写し書きでした。
平成19年の2月から6月は、教材の答案練習問題でしっかりと本試験に向けて準備をしました。しかし、午後の択一でミスが多く、今ひとつ点数が伸びないまま、7月の本試験を迎えました。結果は、やはり、午後の択一が合格ラインに届かず不合格となりました。
(平成19年度の合格ライン:択一午前105点中84点・午後択一105点中84点・記述式52点中30点・総合合格点262点中211.5点)

学習について<2年目の学習>

平成19年の本試験が終って、解答速報で不合格だろうと予想がつきましたので、すぐに平成20年度の試験に向けて勉強を再開しました。受講カリキュラムは、前年度と同様に各科目を学習する本科講座と答案練習講座のフルセットでした。
学校のスタッフの方からは「答案練習講座のみ」という選択肢もあると伺いましたが、僕は、やるなら最初からやり直すと決めていました。なぜなら、「法律は生きている」からです。僕は、法律と長く付き合う中で、それが日々変化しているということを充分に知っていました。だから、1年前の講義内容が新年度試験に通用するのか不安だったのです。
実際、本科講座を再受講して正解だったと思います。法改正や新しい通達の情報など、講義の中で随時入手できましたし、学習を進める上でペースメーカーにもなりました。また、問題を解いていると奇問・難問にぶつかることがありましたが、僕は講義の内容を全面的に信用していましたので、講義以上に情報の深追いをしませんでした。僕にとって本科講座の講義が、学習範囲の目安にもなっていました。カリキュラムが同じだったこともあり、通学頻度や学習方法は、1年目とほぼ一緒でした。しかし、1年学習を終えて午後の手続法が弱点だとはっきりしましたので、午後の択一に関しては、基本問題集を新たに購入し、丸暗記ではなく手続きの流れを意識して勉強するように心がけました。
そして、2度目の本試験。試験会場までの道のりの中、絶対に合格したいという気持ちと大丈夫だろうかという不安がグルグルと頭をめぐりました。ふと自分の手に目をやると、右手の中指に「ペンだこ」が…。この2年間の勉強でできた「ペンだこ」を見たら少し気持ちが落ち着いて「これだけやったんだから大丈夫」と自分に言い聞かせることができました。
試験終了後、解答速報で確認した結果、午前の択一90点、午後の択一84点。午後は、昨年の合格ラインぎりぎりでした。記述式は、商業登記法はまずまずのでき、でも、不動産登記法は資料の見落としで不完全な解答になっていました。
結局、正式な発表を見るまでは合否がはっきりせず、10月の発表まで精神的にきつい日々を過ごすことに。10月1日、携帯で合格を確認したときには体中の力が抜けてしまい、嬉しいと言うよりは本当にほっとしました。
(平成20年度の合格ライン:択一午前105点中84点・午後択一105点中78点・記述式52点中19.5点・総合合格点262点中189.5点)

合格の感想をお願いします。

7月の一次試験から10月の発表までは、精神的にきつい日々でした。合否のはっきりしない中、合格していてほしいという希望的観測のもと、少しずつ二次試験の準備をし、11月の行政書士試験の勉強をしました。とにかく、何かやっていないと辛かったんです。
10月の合格発表から後は、二次試験、そして11月に二次試験の合格発表。あっという間に、受験生活が終了しました。
この2年間、お世話になった司法書士講座の飯島講師、そして、大栄のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。飯島講師の講義と“飯島レジュメ”のお陰で無事に合格することができました。
それから、一次試験後一番辛かった時に、二次試験の準備や行政書士試験の勉強のために自習室を提供してくださった新潟校のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
そして、僕の受験生活をずっと見守ってくれた家族や友人には、本当に感謝の気持ちが絶えません。1年目の不合格の後、もう一度頑張ることができたのは、やはり家族の支えがあったからだと思います。

現在勉強中の方や、これから勉強を始める方へアドバイスをお願いします。

僕が、受験勉強をして感じたことで、皆さんにアドバイスできることは、まず、勉強仲間や相談相手をつくってくださいということです。司法書士試験に限らず、試験勉強は孤独になりがちです。学習に行き詰まったとき、不安や心配ごとができたときに、誰かと話をするだけで気持ちが前向きになります。オンデマンド講義なので仲間を見つけるチャンスは少ないと思いますが、学校で実施されるセミナーに参加してみるのもいいですし、スタッフの方に相談相手になってもらうのもいいと思います。
それから、大栄の講義や教材を信じてください。勉強していると書店でいろいろな参考書や問題集が目につくようになると思いますが、いろいろなものに手を出すよりは、大栄の教材を使い尽くしてください。その方が、はるかに合格に近づきます。