資格スクール大栄

行政書士講座

ABOUT EXAMINATION

行政書士とは

身近な法律専門家として、
多様な活躍の場がある

何か事業を始める際には、関係する役所での手続きが必要ですが、その法律手続きは非常に複雑で、専門知識が求められることが多くあります。行政書士は、こうした書類の作成や届出の代行を行う専門職です。

その業務範囲は非常に広く、一般の方が想像する以上に多岐にわたります。さらに、近年では書類作成にとどまらず、法律コンサルタントとしての役割も増しており、そのニーズはますます高まっています。

行政書士の主な仕事

申請書の作成・提出手続き代行

労働社会保険諸法令に基づき、行政機関に提出するさまざまな申請書や届出書などの書類作成や提出の代行を行います。

会社が従業員を雇入れしたとき、ハローワークに雇用保険加入手続きを事業主に代わって行います。

事業所に備えつける帳簿書類の作成

法令によって事業所内に備えつけることが義務づけられている帳簿書類(賃金台帳や労働者名簿など)の作成を行います。

賃金台帳、労働者名簿等の作成、又就業規則の作成を事業主に代わって行い、役所に提出(10人以上の労働者を使用する事業主の場合)。

労働管理全般のコンサルティング業務

賃金管理や人事考課、労働時間、職場の安全・衛生管理などの労務管理全般について、適切な指導やアドバイスを行います。社会保険労務士の活躍がもっとも期待される分野です。

銀行等で開かれる、年金相談会で年金に関する問題について相談にのり、指導する。

重要書類の増加で
将来性はますます有望

行政書士が扱う書類は、株式会社設立や融資申込み、自動車登録、建設業許可申請など6,000種類以上とされ、業務は専門化が進んでいます。
国際化に伴い、永住許可や帰化申請などの重要書類も増加しており、行政書士の活躍がますます期待されています。
また、行政書士法人を設立し、効率的に業務を行う動きも増えています。

企業の
コンプライアンスに対応

企業のコンプライアンス(法令遵守)の意識が高まる中で、社員にはより高度なスキルや専門知識が求められています。
行政書士は、幅広い法令を学習し、実務で活用できる知識を身につけるため、その資格は法令対応能力を証明するものとして高く評価されています。
企業においても、行政書士の資格を持つことで、法令順守に関する信頼性や対応力を強化することができるとされています。

他の国家資格の
ベーシックライセンスとしても有効

行政書士の資格は、他の国家資格との関連が深く、税理士や司法書士、社会保険労務士などを目指す方にとって基礎となる「ベーシック・ライセンス」として最適です。
将来的に独立開業を考える方は、行政書士の資格取得を第一歩とすることで、法律や手続きの基礎を身につけ、キャリアアップにつなげることができます。

行政書士の試験について

試験概要

試験日 年1回/例年11月第2日曜日
試験地 全国47都道府県

その他データ

受験資格

受験資格なし(どなたでも受験いただけます)

合格率

  R2年 R3年 R4年 R5年 R6年
受験者数 41,681 47,870 47,850 46,991 47,785
合格者数 4,470 5,353 5,802 6,571 6,165
合格率 10.72% 11.18% 12.13% 13.98% 12.90%

資格の活かし方

行政書士資格で広がる実務と将来性
行政書士は「暮らしの法律家」として、企業や個人のさまざまな手続きをサポートできる国家資格です。開業・副業・転職など幅広い場面で活かせる実務性の高さが魅力です。ここでは、行政書士資格の代表的な活かし方をご紹介します。
独立開業する
自ら事務所を開設し、法律手続きの専門家として活動する。
企業内で活躍
法務・総務部門などで、行政手続きに精通した人材として重宝。
副業として
本業と両立しながら、休日や空き時間に案件を受けられる。
幅広い業務
許認可申請から遺言書作成まで、多岐にわたる業務に携われる。
地域や国際的な貢献
地域の高齢者や外国人の手続き支援を通じて社会貢献が可能。
資格の相乗効果
宅建や社労士と組み合わせることで仕事の幅を広げられる。