
「行政書士とは」と尋ねられて、正確に答えられる人は意外と少ないかもしれせん。
「行政書士」は、読んで字のごとく、「行政」機関に対して「書」類を出す専門家(士)です。
(「士」とは、並みの人ではちょっとできないようなことをやってのける人のこと)
では、なぜ「行政書士」が人気があるのでしょうか?
「行政書士」は開業しなければ「行政書士」にはなれません。簡単にいえば、会社員でありながら、行政書士にはなれないという意味です。
しかし、行政書士試験はここ数年8万人前後が受験する人気資格として定着したようです。
理由は様々とは思いますが、社会全体に「法律を学ばなければ損をする」「トラブルを防止するためにも、法律の基礎知識を学びたい」という認識が出てきたからではないでしょうか。
社会制度の改革という意味で、裁判員制度の実施なども含め、司法制度改革も本格化してきますので、その影響もあるようです。
試験について教えてください。
【受験資格】年齢・性別・学歴・職歴を問わず誰でも受験できます。
【試験日】年1回。11月 第2日曜日
【試験時間】3時間
【解答方法】一般知識(14問/択一式)、業務法令(46問/択一式・記述式)
【合格発表】1月下旬ごろ
他の国家資格と比べて、どんなメリットがありますか?
取得しやすく、守備範囲も広い資格です。
法律系国家資格の中では比較的取得しやすく、簡単な書類作成からでも独立開業できるというのがメリット。もちろん、何かひとつの分野についての経験や高度な知識を積み重ねれば、独占的な立場で有利に仕事を進めることも可能です。
どんな書類を作成するのですか?
法律によって制限されているもの以外、すべての書類が対象です。
会社設立の書類や自動車登録に関する書類から、金融機関への融資の申込み、さらに契約書から示談書まで、実に多くの書類を作成します。弁護士や司法書士、税理士、弁理士など各士業法で制限されているもの以外は、行政書士の守備範囲なのです。
女性が開業するのに有利な資格と聞きましたが?
受験者数は年々増加、女性の特性が活かせる資格です。
行政書士は、書類作成からアドバイスまで、きめ細やかな気配りが要求される仕事なので、むしろ女性に向いているかもしれません。実際の女性登録者の割合は7%程度ですが、最近は自由に時間を使いたいという主婦にも人気が高く、年々女性の開業者が増えています。
安定した報酬が得られるのでしょうか?
行政事務が増加し、安定した収入が期待できます。
最近は1,000万円から1億円を超える収入のある専業事務所も出現しています。しかし、じっと事務所に座っているだけではダメ。業務内容に精通し、人脈を広げることが成功の秘訣です。
行政書士試験で学ぶ法律は、「憲法」「民法」「行政法」「商法(会社法)」。
このうち、「行政法」はある意味行政書士試験ではメジャーな科目ですが、他の3科目は法律系国家試験でメジャーな科目です。
したがって、行政書士試験受験の過程で得た法律上の知識は、司法書士試験、司法試験、公務員採用試験など、多くの法律系国家試験で活用できます。
国家資格の中で、専門性をもちながら、活躍する分野が広いということで人気の資格です。
他の国家資格や公務員試験との科目の関連も強く、弁護士、司法書士、弁理士、社会保険労務士などの資格を目指す方や、国家公務員・地方公務員試験のベースとして学習する方も多いようです。
受験に必要な基礎力をしっかり身につける講座です。広範な行政書士試験科目の内容を、ポイントを絞り込んでやさしく解説。体系的に理解することができます。
新試験制度を踏まえた予想問題を解くことにより、実戦力を養成する講座です。問題演習と解説が中心で、自分の弱点を発見でき、克服に役立ちます。行政書士試験合格のための受験テクニックを身につける講座です。
行政書士本試験への力試しとして実施します。この時点で合格ラインに達していない科目は、本試験までに完全克服を目指します。
本試験を直前に控えて行うリハーサルです。本試験と同レベルの問題と同様の雰囲気の中で実施します。解答の時間配分や漏れている知識はないかなどの最終チェックができます。
合格するまで、どのくらいの期間がかかるものですか?
大栄では1年コースから6ヵ月コースまで多様なカリキュラムを設定しています。
法律科目ももちろんのこと一般知識科目の学習も思いのほか時間がかかりますので、1日でも早いスタートをお勧めしています。
法律を学習したことがないのですが。
「本科講座」は初めて行政書士試験を受験する方を対象で行っています。講義では、基本的な法律上の仕組みの説明から始めますので、安心して受講することができます。また、ビデオ講座は理解できるまで繰り返し受講できますので、ご安心ください。
予習・復習はしなければならないのでしょうか?
理想を言えば、予習と復習は必要ですが、初心者の方が予習をすることは非効率的です。
大栄としては復習に重点を置くように指導しています。講義を聴いたあとの復習の方が効率よく学習できるからです。
記憶力が衰えてきて、覚えることに自信がないのですが。
行政書士試験も受験勉強ですので、覚えることが多いのは事実です。
講義では、法律のひとつひとつの趣旨、目的を踏まえて理解を伴った説明をしていきますので、記憶力の善し悪しは関係ありません。
まずは、『行政書士』として事務所を開く。この行政書士事務所開業が本来の資格の活かし方です。
しかし、「開業といっても自信はないし…」と思う方も多いでしょう。
会社員として行政書士には制度上なれませんが、その法的知識を企業内で活かすことはできます。