公務員とは<資格スクール 大栄>

公務員試験の内容って?

公務員試験の内容って?

公務員の業務内容に関してはしっかり確認することができたでしょうか。
職種ごとに様々な専門性を発揮し私たちの生活を支えてくれているのが分かったかと思います。
まだご覧になっていない方はこちらの記事から見てみてくださいね。

では次に、そんな公務員になる為の試験がどのような日程・種類・難易度で行われているかをこの記事では見ていきましょう。
教養試験や専門試験、面接試験の内容について知ることで、合格する為の学習プランなども立てやすくなるはずです!
職種や自治体によって日程や実施内容も大きく異なるのでそれぞれの特徴を職種別にまとめました。
より詳細な内容に関しては無料個別相談会も実施していますのでお気軽にお問い合わせください。

職種別まとめ

国家公務員一般職

試験の種類と日程
国家公務員一般職の試験は、筆記試験と面接試験です。
6月のA日程に集中することが多いですが、日程が被っていなければ複数の試験を受けることが可能です。
後述する国家公務員総合職「教養区分」に関しては10月に試験が実施されています。
筆記試験
教養試験と専門試験が出題されます。
五肢択一のマークシート形式が一般的ですが、論述での出題も一部の試験では存在します。
教養試験の主な科目は数的推理・判断推理・文章理解・資料解釈・社会科学・人文科学・自然科学です。
専門科目の主な科目は憲法・民法・行政法に代表される「法律系」、ミクロ経済学・マクロ経済学・財政学に代表される「経済系」、政治学・行政学・社会学に代表される「行政系」です。
財務専門官など一部の専門職に関しては上記以外でも会計学や経営学などが出題されます。
また、国家公務員総合職の「教養区分」試験においては専門試験があえて出題されず、募集のハードルを下げることで幅広い人材の採用に動いているなど近年は試験内容の変化もめまぐるしく、最新情報のキャッチアップが必要不可欠です。
ご自身が受験を希望される職種においてどの科目が出題されるかは人事院が各種募集要項を公開していますのでそちらをご確認ください。国家公務員試験採用情報NAVI
面接試験
受験者のコミュニケーション能力、問題解決能力、倫理観、リーダーシップなどを評価する為に個別面接や集団面接、グループワークなどを行います。
また、エントリーシートや論作文などの文章による評価が行われる職種・省庁も存在します。
更に国家公務員一般職には1次試験と2次試験の間に官庁訪問が存在し、受験者が各省庁の業務内容などの情報を収集する機会が設けられています。
重要なポイントとして、「1次・2次試験を突破しただけでは採用が決定せず、官庁訪問時に設定される面談を通じて最終内定が出る」ということを抑えておきましょう。
1次・2次試験の突破によって合格者名簿への登録がされるものの、その時点では「採用先」は未定ということです。
採用先である各省庁の面談などを通じて各省庁の内定を取得することができます。
合格者名簿の有効期限は「高卒者試験」と「社会人試験」が「1年間」なのに対して、「大卒者試験」は「5年間」、国家公務員総合職「教養区分」に関しては「6年6ヶ月」とかなり長期間に設定されています。
これは民間企業での経験や大学院などの専門的な知識の吸収を経て入庁することを可能にし、キャリアの一つの選択肢として公務員を選べるように配慮した結果だと言われています。
特に、国家公務員総合職「教養区分」に関しては受験可能な年齢も大きく引き下げ、20歳からの受験も可能にしています。
もし大学2年生の時に合格を果たした場合は、「学部卒業までの2年間」+「大学院の2年間」+「海外留学の1年間」+「民間企業の1年間」などの時間を費やしたとしても合格者名簿に残っていることになります。
上記のような多様なチャンスを作ることで魅力的な人材を確保していこうという国の方針がうかがえますね。

いかがでしたでしょうか。
教養試験に加え専門試験が課されることがほとんどの国家公務員ですが、その内容は専門職も含めるとかなり複雑でしたね。
具体的な対策方法などに関しては「公務員試験対策」の記事ページで取り扱いますのでそちらもチェックしてみてくださいね。

地方行政職

試験の種類と日程
地方行政職の主な試験は、筆記試験と面接試験です。
6月のA日程、7月のB日程、9月のC日程、10月のD日程に分かれており、日程が被っていなければ複数の試験を受けることが可能です。
筆記試験
教養試験と呼ばれる五肢択一のマークシート形式が一般的です。
自治体の規模・任される仕事の高度さから専門試験の出題がされる自治体も存在します。
教養試験の主な科目は数的推理・判断推理・文章理解・資料解釈・社会科学・人文科学・自然科学です。
専門科目の主な科目は憲法・民法・行政法に代表される「法律系」、ミクロ経済学・マクロ経済学・財政学に代表される「経済系」、政治学・行政学・社会学に代表される「行政系」です。
地方行政では教養試験がメインであり、規模の大きな自治体では専門科目の出題も行われています。
国家公務員の一般職や専門職を併願される方は上記の専門科目以外にも出題される科目が出てきますので「国家公務員一般職(リンク)」の記事も確認してみてくださいね。
面接試験
受験者のコミュニケーション能力、問題解決能力、倫理観、リーダーシップなどを評価する為に個別面接や集団面接、グループワークなどを行います。
また、エントリーシートや論作文などの文章による評価が行われる自治体も存在します。
業務内容に関しての記事でも触れましたが「人口減少」や「高齢化」などの課題解決能力が必要とされてきていることもあり、面接の配点比重を増やしている自治体が多数存在しています。
例えば精力的に子育て世代への施策を打ち出している明石市には600点満点のうち100点が判断推理や数的推理などに基づく基礎能力試験の配点となり、それ以外の500点はエントリーシートや複数の面接などで構成されている受験区分も存在します。
勿論、1次試験(筆記試験)の突破なしに2次試験(面接試験)の合格はあり得ないのですが、最終合格に占める配点比率という見方から2次試験対策が最終合格の鍵を握るのは間違いないでしょう。

いかがでしたでしょうか。
地方行政職の試験は全国的に見ても日程や内容にばらつきがあります。ご自身の興味のある自治体の試験内容や要件は地方自治体の公式ウェブサイトや試験案内を確認することが重要です。
大栄では個別の無料相談会も行っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいね。
試験の対策方法に関してはこちらの記事で取り扱っていますので興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

警察官

試験の種類と日程
警察の主な試験は、筆記試験と面接試験です。5月、7月、9月、1月の4日程が代表的であり、日程が被っていなければ複数の試験を受けることが可能です。
また、いくつかの自治体では「共同試験」を実施していることも多く、1次試験の合格結果を他の自治体にも適応し、2次試験に進むことができるようになっている場合もあります。
消防と併願される方も多い職種ですが、日程自体はあまり被ることなく併願できる場合が多いです。
筆記試験
教養試験と呼ばれる五肢択一のマークシート形式が一般的です。
教養試験の主な科目は数的推理・判断推理・文章理解・資料解釈・社会科学・人文科学・自然科学です。
漢字の読み書きなどが課される自治体も存在しています。
面接試験
受験者のコミュニケーション能力、問題解決能力、倫理観、リーダーシップなどを評価する為に個別面接や集団面接、グループワークなどを行います。
また、エントリーシートや論作文などの文章による評価が行われる自治体も存在します。
体力試験
受験者が実際の業務に対応できる体力を有しているか測定する試験です。
自治体ごとによって種目は様々ですが、垂直跳び、立ち幅跳び、反復横跳び、腹筋、腕立て伏せ、握力、持久走、バーピーテスト等が代表的なものになります。
業務内容に関しての記事でも触れましたが、心身ともにストレスのかかる業務が存在しており、それらの業務にあたるうえでの適性を見る試験となっています。

地方行政職などと比べると自治体別での実施内容にばらつきは少なく、対策がしやすいようにも感じるかもしれませんが、日程のかぶりが発生しやすく多くの自治体を併願するのが難しいです。
そのために冒頭にご紹介した「共同試験」の実施が見られたりもしているので、合格率を上げるチャンスを見逃さないように各警察の募集要項は見逃しの無いようにチェックしましょう!
近年では各自治体の警察HPだけでなく、LINE公式アカウントを運用している警察も多く、募集日程などもアナウンスしてくれています。
試験内容の情報収集だけでなく、イベントの告知などにも利用されていたりするので興味のある人は追加しておくといいでしょう。

いかがでしたでしょうか。
実際の試験内容や要件は、地域や職種によって異なるため、地方自治体の公式ウェブサイトや試験案内を確認することが重要です。
大栄でも無料個別相談会を実施しておりますのでご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

消防官

試験の種類と日程
消防の主な試験は、筆記試験と面接試験です。5月、6月、7月、9月、11月が代表的であり、日程が被っていなければ複数の試験を受けることが可能です。
筆記試験
教養試験と呼ばれる五肢択一のマークシート形式が一般的です。
教養試験の主な科目は数的推理・判断推理・文章理解・資料解釈・社会科学・人文科学・自然科学です。
漢字の読み書きなどが課される自治体も存在しています。
ほとんどの自治体では専門試験の出題はありませんが、例外として広島市消防に関しては行政職員や国家公務員一般職などと同様に専門試験を課しています。
近年までは神戸市消防なども専門試験の出題をしていましたが全国的に見て実施する自治体は減少してきているのが実態です。
面接試験
受験者のコミュニケーション能力、問題解決能力、倫理観、リーダーシップなどを評価する為に個別面接や集団面接、グループワークなどを行います。
また、エントリーシートや論作文などの文章による評価が行われる自治体も存在します。
体力試験
受験者が実際の業務に対応できる体力を有しているか測定する試験です。
自治体ごとによって種目は様々ですが、垂直跳び、立ち幅跳び、反復横跳び、腹筋、腕立て伏せ、握力、持久走、バーピーテスト等が代表的なものになります。

いかがでしたでしょうか。
自治体ごとに差はあるものの、教養試験と面接試験、体力試験で構成される自治体がほとんどです。
具体的な日程や試験内容などは地域や職種によって異なるため、地方自治体の公式ウェブサイトや試験案内を確認することが重要です。
近年では各自治体のHPだけでなく、LINE公式アカウントを運用している消防も多く、募集日程などもアナウンスしてくれています。
試験内容の情報収集だけでなく、イベントの告知などにも利用されていたりするので興味のある人は追加しておくといいでしょう。
大栄では個別の無料相談会も行っておりますので興味のある方はお気軽にお問い合わせください。